2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧
コロナ禍が続く中、ロシアのウクライナ侵攻、急激な円安、物価高、大谷選手の2桁安打2桁勝利、藤井竜王最年少5冠、サッカーワールドカップの歓喜など今年も色々なことがあった。私はサラリーマンを卒業して丸2年が過ぎたが、リタイア後にやろうと思っていた…
クロウメモドキ科ネコノチチ属の「ネコノチチ(猫の乳)」。関東地方以西の山地に生育する落葉低木で5~6月に葉腋に目立たない小さな花を咲かせる。秋に稔る果実を猫の乳に見立てて名付けられている。写真は葉痕で猫の顔に見える。
ブドウ科ブドウ属の「ノブドウ(野葡萄)」。7~8月に直径4~5ミリの目立たない花を咲かせ秋に果実を稔らせる。果実にはブドウタマバエなどの幼虫が寄生し虫えい(虫こぶ)を作り果実は赤紫色や青紫色などカラフルになる。写真は1ヶ月前に水色だったものがす…
多摩川と秋川の合流点の南側に標高100~270mの香住丘陵(八王子市丹木町)があり、戦国時代の1521年(大永元年)に武蔵守護代の大石定重がここに滝山城を築城しその後北条氏照が拡張、改修した。氏照は1584年(天正12年)頃に八王子城に移ったため滝山城はそ…
大塚公園外周に植栽されている「イボタノキ(疣取木・水蝋樹)」。モクセイ科イボタノキ属の落葉低木で北海道~九州の山野に自生している。5~6月に枝先に総状花序を出し白い筒状の花を咲かせる。やや楕円球の果実は核果で直径7~8ミリ。イボタノキは幹にイボ…
長沼公園“霧降の道”に生えている「シシウド(猪独活)」。セリ科シシウド属の多年草で本州~九州の山野の陽当たりの良い場所に生育している。果実は長さ5~6ミリの楕円形。2個の分果で両側に翼があり熟すと乾燥して2枚に分かれる。果実の側面には数本の隆起…
奥高尾“一丁平北巻き道”で見つけた「ノダケ(野竹)」の果実。セリ科シシウド属の多年草でこの仲間の中では珍しく花が暗紫色になる。果実は楕円形で長さは4~6ミリ。2分果で広い翼があり熟すと2枚に分かれる。セリやアシタバなどセリ科植物の果実は同じよう…
12月19日午後に開花したサトイモ科コンニャク属の「ショクダイオオコンニャク(燭台大蒟蒻)」。計測では花序の高さ148センチ、仏炎苞の最大直径(幅)58センチとのことだっだ。通常は開花して2日後には枯れ始めるがこの株は花と葉が同時に成長するという世…
ウリ科アマチャヅル属の「アマチャヅル(甘茶蔓)」。日本全土の野山に生育する多年草で雌雄異株。当地では緑地や公園で良く見掛けるが草刈りやヤブガラシなど他の植物の繁茂によっていつの間にか消滅していることが多い。去年は長沼公園や長池公園で見てい…
松木えのき公園に植栽されている「クロガネモチ(黒鉄黐)」。モチノキ科モチノキ属の常緑高木だが写真の株はほとんど落葉しているように見える。常緑樹でも少しずつ新葉と旧葉を入れ替えているが、ここまで落ちているのは珍しい。その原因は斑点病や黒紋病…
モチノキ科モチノキ属の「ナナミノキ(七実の木)」。東海地方以西の温暖な山地に生育する常緑高木で雌雄異株。6月頃に葉腋に目立たない花を咲かせ果実は秋に赤く稔る。名前の“七実”は“七つの実”の意味ではなくたくさんの実が成るという意味だろう。モチノキ…
マメ科クロバナエンジュ属の「イタチハギ(鼬萩)」。北アメリカ原産の落葉低木で5~6月に黒紫色の穂状花序を付け果実は秋に稔る。果実は長さ7~9ミリでやや湾曲し表面には小さな突起がある。イタチハギは法面緑化や観賞用に移入されたが、今は各地で野生化…
大塚東公園の遊歩道脇に生育している「センボンヤリ(千本槍)」。キク科センボンヤリ属の多年草で山地や野原などの日当たりの良い場所に生育する多年草で日本全土に分布している。花は春型の開放花と秋の閉鎖花の2タイプがあり写真は閉鎖花から出来た果実。…
長池公園“築池”前に生育している「メギ(目木)」。メギ科メギ属の落葉低木で4~5月に淡黄色の下向きの花を咲かせ果実は秋に赤く熟す。果実は長さ1センチほどの液果で中に種子が2個ある。枝には鋭いトゲが多くあり「コトリトマラズ(小鳥止まらず)」の別名…
蓮生寺公園“さえずり橋”下の湿った草地に生えている「ムカゴイラクサ(珠芽刺草)」。イラクサ科ムカゴイラクサ属の多年草で雌雄異株。花期は8~9月で茎の上部に雌花序を付け茎の下部に雄花序を付ける。この花による種子繁殖のほか葉腋に零余子(むかご)を…
キク科シオン属の「ノコンギク(野紺菊)」。全国の山野に生育する多年草で野菊の代表格のひとつになる。日本特産で花期は8~11月。当地ではカントウヨメナよりも個体数は多いと思われる。果実は長さ2~3ミリの痩果で長さ5ミリほどの冠毛がある。
高尾山“5号路”に生育している「アキノキリンソウ(秋の麒麟草)」。キク科アキノキリンソウ属の多年草で秋に茎の上部に直径1.5センチほどの頭花を多数咲かせる。果実は長さ2~3ミリの痩果で先端に長さ4ミリほどの冠毛がある。
浄瑠璃緑地の林縁で見つけた「ニシキギ(錦木)」。ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木で日本全国の山野や丘陵に生育している。初夏に淡黄緑色の目立たない花を咲かせるが、秋になると鮮やかな紅葉や果実でその存在がわかる。残念ながらここではすっかり落葉し…
南浅川沿いの水無瀬児童公園に植栽されている「センダン(栴檀)」。センダン科センダン属の落葉高木で5~6月に葉腋から花序を出し淡紫色の5弁花を多数咲かせる。果実は楕円形の核果で長さ1.5センチほど。果肉が無いためか野鳥には不人気で落葉後も長く枝に…
高尾山“稲荷山コース”で見られる「コマユミ(小真弓)」。ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木でニシキギにそっくりだがその枝にはコルク質の翼が出来ない。5~6月に葉腋から集散花序を出して淡黄緑色の目立たない花を咲かせ果実は秋に赤く稔る。
長池公園“やまざとひろば”に植栽されている「マユミ(真弓)」。ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木で初夏に目立たない花を咲かせ果実は秋に稔る。果実は直径2センチほどの巾着袋のような形で熟すと中から朱色の種子を出す。この種子には有毒成分が含まれており…
浅川大橋付近の河川敷に生育している「ハゼノキ(櫨の木)」。ウルシ科ツタウルシ属の落葉小高木で雌雄異株。5~6月に葉腋から花序を出し晩秋に果実が稔る。果実から木蝋を採るために江戸時代に琉球から持ち込まれ「リュウキュウハゼ(琉球櫨)」の別名があ…
多摩地区では数年前から“ナラ枯れ”被害が増加している。緑地や公園では枯れた「コナラ(小楢)」の大木が各所にあり幹にはカシノナガキクイムシが開けた穴があり何とも痛ましい。この日、松木日向緑地の横を通るとコナラの伐採作業が行われていた。この緑地…
新浅川橋北側の道端に蔓を伸ばしている「ノブドウ(野葡萄)」。ブドウ科ブドウ属のつる性落葉木本で初夏に咲く花は目立たないが秋に稔る果実はカラフルで美しい。写真の果実は2ヶ月前はカラフルだったが、今はすっかり色が抜けて白くなっている。試しにひと…
ムクロジ科モクゲンジ属の「フクワバモクゲンジ(復羽葉木欒子)」。中国原産の落葉高木で8~9月に長さ1センチほどの黄色い花を咲かせ秋に果実を稔らせる。果実は3枚の葉の葉脈をくっつけたような袋状でその中に種子がありその様子から「フクロミモクゲンジ…
長沼公園“西尾根”に生育している「マルバアオダモ(丸葉青だも)」。モクセイ科トネリコ属の落葉高木で春に新枝の先に円錐花序を出し白い花を多数咲かせる。冬芽は長さ5~6ミリの広卵形で細かい粉状毛がある。葉痕は円形で維管束痕はU字~丸型になっている。
やっと開花した神代植物公園“大温室”の「ショクダイオオコンニャク(燭台大蒟蒻)」。サトイモ科コンニャク属の多年草でその花の大きさは世界一とされている。昨夕『開花が始まった』との公園情報があり、今朝、トレーニングを兼ねて片道20キロの道を自転車…
長池公園外周の林縁に蔓を伸ばしている「ノブドウ(野葡萄)」。ブドウ科ブドウ属のつる性落葉木本で果実は青や紫など様々な色に変化するのが楽しい。果実がカラフルに変化するのはノブドウタマバエなどが寄生して虫えいを作るためと考えられているが、正常…
長池公園外周の林縁で大きく育っている「ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)」。ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草で初夏に直径5~6ミリの小さな花を咲かせ果実は秋に濃紫色に稔る。草丈は2メートルほどになり茎は赤い。果実だけでなく全草にアルカロイド系の…
クロウメモドキ科クロウメモドキ属の「クロウメモドキ(黒梅擬)」。日本原産の落葉低木で全国の山地に生育している。雌雄異株で4~5月に葉腋に目立たない花を束生させ果実は秋に黒熟する。果実は直径6~7ミリの核果でこの様子をウメモドキに見立てている。