多摩ニュータウン植物記Part6&7

元サラリーマンの植物ウォッチング第6&7弾

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

サワギク・5~奥高尾

奥高尾の登山道脇に咲いている「サワギク(沢菊)」。キク科サワギク属の多年草で草丈は60~80センチ。山地の沢沿いや湿り気のある場所に生育している。花期は5~8月で茎の上部に直径1~1.5センチの花を数個咲かせる。舌状花は10~13枚あり中央は筒状花にな…

ケンポナシ・6~花

野津田公園の林縁に生育している「ケンポナシ(玄圃梨)」。クロウメモドキ科ケンポナシ属の落葉高木で北海道~九州の山地に分布している。6~7月に枝先に集散花序を出し直径7~8ミリの淡黄緑色の小さな花を多数咲かせる。花弁は5枚で雄蕊は5本ある。果実は…

コクラン・7~別所地区

別所地区の雑木林で咲き始めた「コクラン(黒蘭)」。ラン科クモキリソウ属の多年草で関東地方以南の常緑広葉樹林や竹林などの林床に生育している。花の前面にある暗紫色の部分が唇弁で中央が凹み先端は緑色で反曲している。左右に開いているのが側萼片で一…

ジュンサイ・5~果実

ハゴロモ科(←スイレン科)ジュンサイ属の「ジュンサイ(蓴菜)」。水底に地下茎を張り水中に茎を伸ばして水面に葉を浮かべる。5~8月で水上に立ち上がった花茎の先に直径2センチほどの花を咲かせる。写真は果実でひとつの花から楕円形の果実が数個出来て水…

ソクズ・3~開花

ガマズミ科(←レンプクソウ科←スイカズラ科)ニワトコ属の「ソクズ(蒴くず※)」。草丈は1~1.5メートルで6~8月に茎頂に散房状の集散花序を出し直径3~4ミリの花を多数咲かせる。ソクズの花序には黄色い杯状の腺体がありここに蜜がある。花には蜜が無いので…

キバナノマツバニンジン・3~長池公園

長池公園“姿池”横の斜面に咲いている「キバナノマツバニンジン(黄花松葉人参)」。アマ科アマ属の一年草で北アメリカ原産。当地では堀之内寺沢里山公園外周や蓮生寺公園付近で開花を見ているが、今年、当地の公園管理者がここに咲いているのを発見した。花…

ヒメシロウテナタケ

高尾山“6号路”で見掛けた超小型のキノコ。傘の直径はわずが5ミリほどだ。これはキシメジ科ヒメシロウテナタケ属の「ヒメシロウテナタケ(姫白台茸)」だろう。山地の沢沿いの樹の根元などに発生する。“うてな(台)”とは仏様が座る蓮台のことで花の萼片の意…

トチバニンジン・3~高尾山6号路1

高尾山“6号路”に生育している「トチバニンジン(栃葉人参)」。ウコギ科トチバニンジン属の多年草で草丈は30~40センチ。葉がトチノキに似た掌状複葉になり根茎を朝鮮人参のように薬用にすることから名付けられている。花は直径3センチほどの球形の散形花序…

スズサイコ・4~五反田谷戸

キョウチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属の「スズサイコ(鈴柴胡)」。山野の草地や林縁に生育する多年草で草丈は50~100センチ。初めてスズサイコを見たのはここ町田市の五反田谷戸だったが昨年はその場所では見つけられなかった。今年は奥高尾や多摩…

ミドリドクダミ・2~葉化

ドクダミ科ドクダミ属の「ミドリドクダミ(緑毒溜)」。正式名ではないが通常は純白の苞葉が緑色に変化したものをこのように呼んでいる。そもそもドクダミの苞葉はその名の通り“葉”であり本来は葉緑素のある緑色だったが長い年月を掛けて花のように進化した…

フジウツギ・2~奥高尾

奥高尾“萩原作業道”で咲いている「フジウツギ(藤空木)」。ゴマノハグサ科(←フジウツギ科)フジウツギ属の落葉低木で山地の日の当たる場所や渓流沿いに生育する。花期は6~7月で茎先に穂状花序を出し紫色の小花を多数付ける。ひとつの花の長さは2~3セン…

マルバマンネングサ

NHK朝ドラ『らんまん』の評判が良い。視聴率は右肩上がりで最近の朝ドラの右肩下がりの逆を行っている。実話をベースにしたストーリーで久し振りの朝ドラ成功パターンだろう。史実をかなり独特な解釈をしている今回の大河ドラマ『どうする家康』の視聴率が右…

アカメガシワ・3~雄花序

小山内裏公園“戦車道路”の林縁で見られる「アカメガシワ(赤芽槲)」。トウダイグサ科アカメガシワ属の落葉高木で雌雄異株。初夏に枝先に長さ10センチほどの円錐花序を出す。写真は雄花序でひとつの花の直径は1センチで多数の雄蕊が球状に拡がっている。

イケマ・3~開花

奥高尾の陽当たりの良い崖地に生育している「イケマ(牛皮消・生馬)」。キョウチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属のつる性多年草で北海道から九州まで山地の陽当たりの良い林縁や草地で見られる。花期は6~7月で葉腋から散形花序を出し直径1~1.5センチ…

コイケマ・6~散形花序

長池公園外周で蔓を伸ばしている「コイケマ(小生馬)」。キョチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属のつる性多年草で、キジョランやイケマと同じくアサギマダラの食草になる。6~7月に直径3センチほどの球形の散形花序を出しひとつの花の直径は4~5ミリ。…

アカメガシワ・2~雌花序

長池公園外周の林縁に生育している「アカメガシワ(赤芽槲)」。トウダイグサ科アカメガシワ属の落葉高木で雌雄異株。写真は雌花序で長さは10センチ程度。小花には花弁は無く雌蕊だけからなる。雌蕊の花柱は3裂している。

バイカツツジ・5~城山

ツツジ科ツツジ属の「バイカツツジ(梅花躑躅)」。北海道~九州の山地で見られる落葉低木で6~7月に枝先の葉芽の下に直径2センチほどの花を付ける。花冠は皿状に開きツツジのように筒状にはならない。花冠の上部に紅色の斑点があり下部には無い。雄蕊は5本…

エゾスズラン・2~花

ラン科カキラン属の「エゾスズラン(蝦夷鈴蘭)」。カキランの仲間だがカキランのような柿色ではなく花は薄緑色で花被片は大きく開かない。背萼片は薄緑色にわずかに薄紅色掛かっている。唇弁は薄紅色で基部は椀状になり先端が隆起している。

ドクダミ

ドクダミ科ドクダミ属の「ドクダミ(毒溜)」。5~6月に白い苞が目立つ花を咲かせるが、通常は苞は4枚。園芸品種ではこの苞が何段にも重なった“ヤエドクダミ”が存在するが、野生種の中にも苞の数が多いものも見つかることがある。

アカショウマ・2~花

高尾山系でこの時期に良く見られる「アカショウマ(赤升麻)」。ユキノシタ科チダケサシ属の多年草で花は純白だが根茎が赤みを帯びるようだ。サラシナショウマとともにこの根茎を生薬として利用したことで名付けられている。小花の花弁は5枚で長さ3~4ミリの…

エゾスズラン・1~高尾山1号路1

ラン科カキラン属の「エゾスズラン(蝦夷鈴蘭)」。北海道~九州の落葉広葉樹林や針葉樹林の林床、海岸のクロマツ林などにも生育している。花色に変化が多く山地で見られ花が緑色のものをエゾスズランと呼び、海岸で見られる花が黄色を帯び唇弁の内側が赤褐…

ヒメカナワラビ

オシダ科イノデ属の「ヒメカナワラビ(姫鉄蕨)」。福島県以南の山地の岩場や斜面に生育している。葉身は40~70センチになる常緑性シダだが、写真のものは長さ10センチにも満たないミニサイズ。それも虫に喰われて風前の灯だ。また元気な時に出会いたい。ヒ…

スズサイコ・3~開花

“梅雨の中休み”が終わりこの日は朝からどんよりとした梅雨空。明け方に少し降ったようで庭のカクレミノの葉が濡れている。こんな時は『そうだ。花が開いているはずだ。』ということで雨の合い間に、先日奥高尾で会った方に教えて頂いた多摩川土手に出掛けた。…

ツチアケビ・6~花

池の沢谷戸の林内に生育している「ツチアケビ(土木通)」。ラン科ツチアケビ属の多年性菌従属栄養植物で自身には葉緑素が無くナラタケ属に共生し養分を得ている。初夏に花茎を伸ばし直径3センチほどの花を多数付ける。他のラン科植物の花は向きは違っていて…

オカトラノオ・4~開花

長池公園外周で見事に咲き揃った「オカトラノオ(岡虎の尾)」。サクラソウ科オカトラノオ属の多年草で長い総状花序を虎の尾に見立てている。草丈は60~80センチで花序の長さは15~20センチ。オカトラノオは地下茎で拡がりしばしば群落を作る。ここでは同じ…

オオバノトンボソウ・2~開花

長池公園“つくいけの道”で開花した「オオバノトンボソウ(大葉蜻蛉草)」。ラン科ツレサギソウ属の多年草で同属のトンボソウの開花期の草丈は15~30センチ程度なのに対して、本種は30~50センチになる。花の形をトンボに見立てて名付けられているが、正面か…

キバナノショウキラン・3~高尾山6号路2

高尾山“6号路”で見られる「キバナノショウキラン(黄花の鐘馗蘭)」。ラン科ショウキラン属の多年性菌従属栄養植物で日本固有種。自身では葉緑素を持たず根に共生する菌根菌から養分を吸収している。草丈は15~20センチで花序当たり6~15個の花を付ける。花…

チョウセンアザミ・2~筒状花

イソギンチャクのようにも見える「チョウセンアザミ(朝鮮薊)」。キク科チョウセンアザミ属の多年草で花は筒状花だけから出来ている。ひとつの小花の花冠は長さ3~4センチでそれぞれに雄蕊、雌蕊、萼片が備わった“完全花”になる。これは秋葉台公園のもの。

キヨスミウツボ・4~高尾山6号路

高尾山“6号路”の登山道脇に生えている「キヨスミウツボ(清澄靫)」。千葉県鴨川市の清澄山で最初に発見され筒状の花を矢を入れる靫に見立てて名付けられている。ハマウツボ科キヨスミウツボ属の多年草で自身では葉緑素を持たずカシ類やアジサイ類などに寄生…

ジュンサイ・4~蕾

長池公園”自然館”で見られる「ジュンサイ(蓴菜)」。ハゴロモモ科(←スイレン科)ジュンサイ属の多年草で、先日、雌花、雄花の開花ショーを楽しむことができた。写真は蕾の様子でそれまで水中に沈んでいたものが水面まで上がってきた。この蕾は翌朝に開花す…