2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧
このたび“gooブログ”のサービス終了通知があり11月18日以降は閲覧不能になります。“goo ブログ”は2004年3月にサービス開始し、私も同年8月から『多摩ニュータウン植物記』を綴り始め約21年間の“gooブログ”の歴史とほぼ重なります。『多摩ニュータウン植物記P…
清水入緑地で見られる「ヤマボウシ(山法師)」。ミズキ科ヤマボウシ属(サンシュユ属)の落葉中高木で東北地方南部~九州に分布している。花期は5~6月でハナミズキよりも1ヶ月程度遅れて開花する。ハナミズキと同じように総苞の中心に小さな花が集まった散…
多摩ニュータウン通り“松木中下交差点”のアスファルトの隙間に生えている「イヌカキネガラシ(犬垣根芥子)」。アブラナ科キバナハタザオ属の一年草~二年草で地中海沿岸~中央アジア原産。1912年に宮城県松島で確認され今は本州以南の道端などで普通に見ら…
長池公園“里山”で咲き始めた「ヤマハタザオ(山旗竿)」。アブラナ科ヤマハタザオ属の越年草で北海道~九州の山野の陽当たりの良い場所に生育している。草丈は50~80センチで5~6月に茎の上部に直径6~7ミリの十字花を咲かせる。ハタザオに良く似ているがハ…
鑓水小山緑地の草地で見られる「ハタザオ(旗竿)」。アブラナ科ハタザオ属の越年草~二年草で海岸の砂地や陽当たりの良い山野に生育している。草丈は40~80センチになり4~6月に茎の上部に直径7~8ミリの十字花を数個咲かせる。葉は茎を深く抱き茎に添うよ…
小下沢林道の沢沿いに咲いている「チドリノキ(千鳥の木)」。ムクロジ科(←カエデ科)カエデ属の落葉小高木で日本固有種。本州~九州の山地の沢沿いなどに分布している。雌雄異株で4~5月に長さ5~10センチの総状花序を出す。写真は雄花序でひとつの花の直…
大塚西公園で毎年見られる「ワニグチソウ(鰐口草)」。キジカクシ科(←スズラン科・ユリ科)ナルコユリ属で4~5月に苞の下に長さ2~2.5センチの筒状の花を咲かせる。その名前は神社仏閣の軒下に吊るされている“鰐口”という金属製の平らな鈴に見立てている。
クスノキ科タブノキ属の「タブノキ(椨の木)」。東北地方以南の暖地の丘陵地などに分布する常緑高木で樹高は20~30メートルになり各地の寺社のご神木として祀られているものも多い。4~6月に円錐花序を出し直径1センチほどの黄緑色の花を多数咲かせる。9本…
奥高尾“日影林道”に咲く「ラショウモンカズラ(羅生門葛)」。シソ科ラショウモンカズラ属の多年草で4~5月に淡紫色の唇形花を2~3個ずつ数段に付ける。ひとつの花は長さ4~5センチで上唇は2裂し下唇は3裂する。下唇の中央裂片は大きく下方で更に2浅裂する。…
小下沢林道の沢沿いに群生している「フタバアオイ(双葉葵・二葉葵)」。ウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草で日本固有種。福島県以南の山地に分布している。4月頃に新葉が展開すると同時に葉腋に下向きの小さな花を咲かせる。茎は地上を這い横に拡がり葉…
神子沢緑地付近の街路樹の「ユリノキ(百合の木)」。モクレン科ユリノキ属の落葉高木で北アメリカ原産。5月に直径5~6センチの花を上向きに咲かせる。花冠の基部には蜜がたっぷりあり萼片を間から流れ出す。ユリノキの英名は“Tulip Tree”で、花の様子はチュ…
裏高尾“小下沢”で見られる「ツルネコノメソウ(蔓猫の目草)」。ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で近畿地方以北の山地に分布し沢沿いの湿った岩肌などに生育している。3~4月に直径5ミリほどの淡黄色の花を咲かせ花後に匍匐茎を四方に伸ばす。写真は果実…
奥高尾の登山道脇に咲いている「ナツトウダイ(夏燈台)」。トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草で、夏の名があるが花期は4~5月。草丈は50~80センチになりクワガタムシの角のような4つの腺体の中心に雄花がある。雌花は受粉すると柄を伸ばし腺体の外側に…
キンポウゲ科オキナグサ属の「オキナグサ(翁草)」。本州~九州の山地の陽当たりの良い場所に生育する多年草で4~5月に茎頂に暗赤紫色の花をひとつ咲かせる。花後に白く長い冠毛がある果実を白髪の老人に見立てて名付けられている。
裏高尾“小下沢”の道端で咲いている「オウギカズラ(扇葛)」。シソ科キランソウ属の多年草で沢沿いの林縁などに生育している。蔓性ではないが根元から走出枝(ランナー)を出して扇のように拡がることから名付けられている。4~5月に長さ1~1.5センチの淡紫…
アオイスミレ 25/3/4 アオノリュウゼツラン 25/2/17 アオモジ 25/2/12 アカナラ25/3/6,25/4/28 アカネスミレ 25/4/9 アカフタチツボスミレ 25/4/18 アカメガシワ 25/4/2,25/4/30 アカヤシオ 25/4/16 アケボノスギ 25/2/15,25/2/19 アケボノスミレ 25/4/26 アスナロ 25/2/17 アズマイチゲ 25/3/29 アセビ 25/3/15 アマナ 25/4/2 アメリカス…
高尾山の山頂付近に生育している「ウバメガシ(姥目樫)」。ブナ科コナラ属の常緑高木で関東地方南部~九州までの太平洋側に分布している。カシの名前は“堅し木”の意味でウバメは芽吹きの色が新緑ではなく茶褐色になることに由来している。雌雄同株で4~5月…
大栗川“宮田橋”付近の遊歩道に咲いている「ハナヤエムグラ(花八重葎)」。アカネ科ハナヤエムグラ属の一年草でヨーロッパ原産。1961年に千葉県で帰化が確認されその後北海道~本州、四国に拡がっている。花径は3ミリほどで花冠は4裂している。雑草だがなか…
長池公園”自然館”前に植栽されている「ミドリミツバウツギ(緑三つ葉空木)」。ミツバウツギ科ミツバウツギ属の落葉低木で、通常のミツバウツギの花弁や萼片は純白だが、本種はやや緑色掛かる変種。公園サイトによれば、本種は1962年の八王子市の小仏峠付近…
鑓水の“絹の道”で見られる「ギンリョウソウ(銀竜草)」。ツツジ科(←ギンリョウソウ科・イチヤクソウ科)ギンリョウソウ属の多年性菌従属栄養植物で葉緑素を持たず外生菌根菌(他の植物の根と共生するカビの一種)を分解して栄養供給を受けている。ギンリョ…
高尾山“いろはの森コース”の林内に生育している「ブナ(ぶな※)」。ブナ科ブナ属の落葉高木で日本では北海道南部から本州、四国、九州では標高1,000~1,500メートルの冷温帯地域の山地に分布している。標高599メートルの高尾山にブナがあるのは極めて珍しく…
奥高尾“逆沢作業道”で見られる「ユキヤブケマン(雪藪華鬘)」。ケシ科(←エンゴサク科)キケマン属の越年草で、全体が紫色になるムラサキケマンに対し本種は花の先端まで白くなる。先端に淡く紫色が残っていたのでシロヤブケマンと判断していたが、コメント…
奥高尾“逆沢作業道”で見られる「クジャクシダ(孔雀羊歯)」。イノモトソウ科(←ホウライシダ科)ホウライシダ属の夏緑性シダ植物で冬には地上部が枯れてしまう。写真は若葉の様子で葉身は7~8センチ。この後成長して孔雀が羽を広げたような姿になる。この道…
下柚木“永林禅寺”の墓所で見掛けた「ハラン(葉蘭)」。もしやと思って葉の基部を掻き分け落ち葉を除去すると予想通り花が現れた。ハランはキジカクシ科(←スズラン科・ユリ科)ハラン属の常緑多年草で3~5月に直径2.5~3センチの花を葉の根元の地面スレスレ…
マツ科ヒマラヤスギ属の「ヒマラヤスギ(喜馬拉耶杉)」。ヒマラヤ山脈原産の常緑高木で日本には明治時代に渡来した。雌雄同株で10~11月に雄花序と雌花序を付け果実は翌年の秋に熟す。雄花序は良く目立つが雌花序は樹齢30年を超えないと付けないようだ。更…
奥高尾“日影林道”の沢沿いに生育している「タチガシワ(立柏)」。キョウチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属の多年草で日本固有種。本州や四国の山地の林内に生育し草丈は20~30センチ。4~6月に茎の先端に淡黄紫色の花を多数付ける。花後に葉は大きくな…
鑓水“大芦谷戸”の林縁で見られる「ノダフジ(野田藤)」。マメ科フジ属のつる性落葉木本で本州~九州の明るい林内や林縁に生育している。同属のヤマフジは近畿地方以西に分布しており当地で自生は見られない。4~6月に長さ50~80センチの総状花序を出し直径2…
多摩川“河川敷”の各所で繁茂している「ナヨクサヨフジ(弱草藤)」。マメ科ソラマメ属の一年草~越年草でヨーロッパ原産。1943年に熊本県で帰化が確認され今では本州~沖縄まで広く分布している。花期は4~7月で長さ1.5~2センチの淡紫色の花を多数咲かせる…
堀之内洗馬川公園付近の大栗川遊歩道脇で開花した「オオマツバウンラン(大松葉海蘭)」。オオバコ科(←ゴマノハグサ科)マツバウンラン属の一年草~二年草で北アメリカ原産。マツバウンランの変種で花径はマツバウンランよりわずかに大きく花冠の中央の盛り…
多摩川の土手道に咲いている「マツバウンラン(松葉海蘭)」。オオバコ科(←ゴマノハグサ属)マツバウンラン属の一年草~二年草で葉が松葉に花がウンランに似ていることから名付けられている。北アメリカ原産で1941年に京都府で帰化が報告された。現在は関東…